2026-04-11
京都取材旅行 令和7年秋
何度か訪れている京都ですが、紅葉の盛りを歩くのは初めてでした。
初日は瑠璃光院へ。
燃えるような紅葉と、静まり返る苔の緑。その強い対比に心を奪われました。
漆塗りの机に紅葉が映り込む書院では、夢中でシャッターを切りましたが、本当は写真に収めるというより、この目に焼き付けるためにそこにいたのだと思います。
二日目は永観堂から南禅寺へ。
一口に紅葉といっても、これほど表情が違うものかと驚かされました。
特に惹かれたのは、葉の切れ込みが深く、枝垂れるように伸びるもみじ。緑からオレンジ、深い赤へと移ろう色は、筆で追うには骨が折れそうです。けれど、だからこそ外したくないと思いました。
水面に映るもみじにも、桜とは違う幽玄さがありました。
寺院では、建物の圧倒的なスケールにも心が動きました。
柱の太さ、その大胆さ。そこに宿る細部の繊細さ。写真では拾いきれない空気を、肌で受け取るような時間でした。
帰りには老舗の絵の具屋で天然の新岩や手作りの絵の具を求め、お香屋では白檀と沈香、そして初めての香炉も選びました。
混雑を覚悟していた秋の京都でしたが、思いのほか静かで、濃い時間を過ごすことができました。

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