2026-09-29

山百合を求めて

7月上旬、山百合を求めて横浜や茨城へ出かけました。

見頃には少し早かったのですが、草の間には、まだ少し華奢な山百合が咲いていました。周りの草に埋もれそうになりながらも、茎を伸ばして大きな花を開く。その姿を見ると、毎回元気をもらいます。

幸い人はほとんどおらず、腰を下ろして、ゆっくり観察しながらスケッチができました。

緑の中に開いた大きな花からは、あたりに百合の香りが漂っています。花弁にある濃い赤茶色の斑点は、近くで見ると少し不気味でもあります。華やかな花なのに、野山の中ではまた違う表情を見せるのが面白い。山百合の茎には蔓も巻きついていました。

以前、養老孟司さんが、若い頃は珍しい生き物を追っていたけれど、今はただそこに生き物がいるだけで尊いと感じる、と話していたのを思い出しました。

山百合だけでなく、その周りの草や蔓も一緒に眺めていると、それぞれがここで生きているのだなと思います。

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